Message for Prospective Students

Civil Engineering

工学は実践的な学問分野であり,土木工学は人間の営みに直接関わる実践的な学問分野の一つです.社会の現状を 直視し人間の営みに関わる問題解決に取り組むのは,土木工学系の研究者としてとってもモチベーションが上がる 挑戦ですし,その解決に向かうプロセスには研究の面白さを感じています.それで,「工学的問題点(ニーズ)の 把握,正しい理論の成立,理論の検証,実問題へ適用,問題点を明らかにした理論の改良」といった当り前の研究 サイクルを守って研究に取り組むようにしています.研究室の学生にも,工学問題解決のための研究サイクルの 重要性を強調するとともに,その過程で経験できる研究の面白さも共有できるようにしています.

研究としては,構造物の振動現象と社会基盤施設のヘルスモニタリングに関わる研究を行っています.橋梁などの 社会資本はこれまで量的整備を急ぎ,機能と経済性を重視して建設されてきました.しかし橋梁の老朽化も進んで おり,現存する社会資本の効果的な維持管理が極めて重要となっています.維持管理を適切に行うためには構造物 の健全性把握が必要になるが,大量の橋梁ストックのモニタリングは財政的にも難しい状況であります.本研究室 では橋梁交通振動非定常不規則振動データをも利用できる振動ヘルスモニタリングについて研究を進めています.

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Message from Prof. Kim

Prof. Kim

研究室各位
金です.

現在,研究に必要な数値解析手法は自分で開発しなくても,他人が開発したそれなりのものを利用できると聞いて います.特にMATLAB,R,Python関連はそうだと聞いています.私が大学院生の時代には想像もできなかった素 晴らしい環境だと思います.

ただし,これには懸念すべき落とし穴もあります.

今まで,解決を指示した問題についてそれなりの解を持ってくる学生は多いですが,議論に入ると関連理論を理解 しているとは思わない議論になってしまうことがけっこうありました.使うことはできたが中身は理解してないこ とが理由ではないかと推測します.特にシステム同定や逆解析に携わっている学生にはそのような傾向が強いよう に思います.

今後の個別ゼミや全体ゼミでは,研究に使っている理論を全て理解し,自分のものにしているかを確認するつもり です.例えば,SSIであればSSIに関わる理論を理解し,自らSSIのアルゴリズムを構築できるように理論武装をし てください.BAYOMA,車両ー橋梁連成系,ベイズ理論,有限要素解析,最適化手法,信号処理,構造動力学など も同じです.

関連理論を完全に把握できれば,新しい道も見えるはずです.また,研究がさらに楽しくなるのに違いありませ ん.せっかくの京大での研究活動なので,自分の研究に関してはたれにも負けない専門家になってください.

楽しく,また切磋琢磨しながら,未解決の工学問題に解決に挑みましょう.

金 哲佑

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Core time and meetings

Their is no decided rule of core time in our lab. However, it is mostly based on the research work you did and discoveries you made.

Self-study and discussion with other students are strongly recommended - it is not good if you never show up or talk to others.

It is mendatory for every one to attend group meetings* held every week and general meetings** every month.

We recommend you to attend conferences, but not compulsory.

*group meeting are small meeting between 4-5 people to report your recent discoveries to the professor. It is held every week or every two weeks, lasts for about an hour.

**general meeting are also called seminar, where all members should attend and some of them present their progressive discoveries to everyone. It is held every month (9-10 times annually) during Saturday afternoon, and lasts for 3-4 hours. Everyone should present their progress at least every other meetings.

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